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今週の大一番はこれでした。 [畳・縁無畳の知識]

今週の半ば、新宿にある居酒屋の縁無畳の改修工事をしました。

今年の正月、七草前の1/3にFAXがピロピロ~と流れてきました。送り主はいつもお世話になっていますモンテローザさん。

毎年クリスマスイヴに忘年会をします。
今年は、名誉店長・赤井英和さんもみえました。

今度は、その去年の大忘年会の会場になった「月の宴 新宿総本店」の畳をきれいにして欲しいというご依頼でした。
大忘年会のため訪れた大神社長様が「畳が汚い」という鶴の一声で、メンテナンス依頼が入りました。
過去、色々な月の宴の店舗に行きました。全ての店舗、「縁無畳」です。
正方形を縦横に互い違いに敷く「市松敷き」で敷かれている、おしゃれな畳です。
だいたい、多くて60枚。
平均で30~40枚。
京橋店の時は2枚だけだったり。

色々ありますわな。

でも、この新宿総本店の畳の数は半端ではありませんでした。
数えると まともな四角形が
入り口に27枚
囲炉裏に 6枚×11ブース=66枚
大囲炉裏に 15枚
計 108枚

基本的にモンテローザさんの全ての店舗は年中無休なので、営業時間外の作業のため、普段は全て(畳床と畳表)新品に交換してしまうんです。
そのほうが、表替えより時間が早いので。
表替えとは畳表(ゴザ)を、一度持ち帰り、既存の畳表を剥がして新しい畳表に交換して、再度出来上がりを敷きに行くので、新規交換と比較すると、1往復分の移動時間と張変え時間が余分にかかり、一日でこなす枚数が限定されてしまうのです。

しかし、あまりに枚数が多いので全部の畳を新規交換にすると予算が掛かる。

畳はある程度しっかりしていたので、私の方から1部の畳を除き、表替えを提案しました。

1月半ばから今までひたすら、表替え用の畳表を折りました。
そして、新規の畳も作りました。

ようやく今日、ゴール間近まできましたよ
DVC00320.jpg

新規の縁無畳です。


でも・・・


手こずっている畳があるんです。



それは、畳屋さんも初めて、びっくりの超ほそ~い畳が11枚。
DVC00321.jpg



棒 では ありません。 畳です
幅 6センチ~10センチ。(普通は78センチ)
丈      96センチ。(同上) 

とっても、のっぽさんの畳です。

普通のと比べると、ご覧の通りです。
DVC00322.jpg


これって 



[exclamation&question]



作るの、大変なんっすけど
難しいです。



どんな所に敷くのか興味がでましたか?

矢印の先を よ~く見てください。
DSCF1783矢印.jpg


分かりましたか?

入替え 及び 張替えの施工日は2/11日と12日の2日間でした。
初日は祝日の明け方だったため、朝5時というのに若い人を中心にたくさんの人で溢れていました。
あ~、こんな頃あったかな・・・と思ったりして。

月の宴新宿総本店第二東亜会館.JPG
昼間の方が閑散としているような感じがします。
看板中央に今回施工した「月の宴」が見えます。

月の宴新宿総本店小上がり施工前.JPG
施工前


月の宴新宿総本店小上がり施工後②.JPG
施工後

のっぽ畳も無事入替えられました。

月の宴新宿総本店客席施工後②.JPG
仕事は無事に終えました。
よかったです。
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りんりんママ

すごい!
本当に職人技ですね。
お仕事とはいえ、本当に根気がいりますね。
尊敬です!

by りんりんママ (2009-02-14 22:33) 

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